★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★

当センターは,実り多き充実した研修生活が送れるよう,教育熱心な指導医と事務担当がチームとなって初期/後期研修医のみなさんを積極的にサポートしています.

https://nagoya.hosp.go.jp/interndoc-jr/

日頃の研修や勉強会の様子など当院の研修を体感いただけるような記事や,病院見学,説明会,採用活動関連の情報を随時発信してまいります.

興味のある方はのぞいてみてくださいね...φ(´ω`。)




2018年3月29日木曜日

今年度のベスト指導医が決定しました

平成29年度のベスト指導医が決定し
先日行われた研修修了式の中で表彰されました.

毎年,研修医たちによって選出されるベスト指導医
今年度栄えあるその賞に輝いたのは・・・

総合内科吉岡 靖展 先生
 
吉岡先生は研修医たちに向けて
「教育のいいことは3つあります.1つ目は,感謝されること.やはり『ありがとうございます』と言ってもらえるのは嬉しいことです.2つ目は,人が集まる・仲間が増えること.研修医のみんながこうして名古屋医療センターに集まってくれたのもその成果だと思います.そして3つ目は,なにより自分自身の勉強になること.教えるためには自分がよく理解していなければいけません.一生懸命勉強しながら,後輩を育てていってください」
とおっしゃっていました.

「それからもうひとつ.研修を終えて3年目になると,中には突然人格が変わったように話しかけづらい雰囲気になってしまう人がいますが,皆さんはそうならないように.いつまでも話しかけやすい雰囲気を保ち続けてくださいね」
と笑いも交えてお話しになりました.

吉岡先生,いつもありがとうございます.
今後ともよろしくお願いいたします.
卒後教育研修センター

2018年3月28日水曜日

初期研修修了式を行いました

3月27日,
平成28年度初期臨床研修医 修了式を行いました.

直江院長より,研修医一人ひとりに修了証書が授与されました.
直江院長は,
長い医師人生の中で,やはり最も思い出に残っているのは最初に医師として働き始めた病院であること.ここで2年間の研修をともにし,辛いことや苦しいこと,喜びや感動を分かち合った同期の仲間をぜひ大切にしてほしい
そして研修が修了したからといって勉強が終わるわけではなく,医師は一生勉強しつづけるもの.それが医師としてのプロフェッショナリズムの一つです.
と祝辞を述べられました.

研修医より,一人ひとり謝辞を述べました.
H医師のことば;
2年間を振り返ると,自分が成長できたという自信はいまだあまりなく,ある時なにか瞬間的に自分自身が変わったという実感もありません.ただあるのは一日一日の積み重ね.来週からは内科のレジデントとして働きます.しかしすぐに一人前の内科医になれるわけもなく,一日一日の積み重ねがまた続くのだと思っています.
その積み重ねによって,いつかは指導してくださった先輩方のような医師になれるように努力していきたいです.

これからは研修医ではなくなる皆さん,
2年間の研修を経て,とても頼もしい顔つきになりました.
お祝いにかけつけてくれた1年次研修医も一緒に🎵

研修修了,おめでとうございます!
卒後教育研修センター

2018年3月26日月曜日

臨床研修病院説明会を開催いたしました

3月25日,
NMC臨床研修病院説明会を開催しました.
当院の研修医が企画・運営する,カジュアルな説明会です.

全国各地の大学から,新6年生・新5年生の学生の皆さんが参加してくださいました.

前半は,当院の初期研修の特徴や実際に研修医として働いて感じていることなどを研修医各学年の代表がお話ししたり,救急外来での業務・研修について集中治療科の自見医師が紹介しました.

当院の初期研修を修了し,現在は膠原病内科スタッフの杉山医師による「指導医メッセージ~これから研修医になる皆さんへ~」では
初期研修の2年の間に直面した印象深い出来事,患者さんとのやりとり,
そしてその経験が現在の自分にどのようにつながっているか,というストーリー.
問題に向き合い,本気で悩み,決断したとき
本当の意味で医師として成長できるのだと実感したという杉山医師.
2年間のうちに何回本気で悩むか,何回本気の覚悟を持って決断するか,
それが経験となり,医師としてのを築きます.
それは教科書で勉強することの何十倍,何百倍もの宝物になります.
そんな経験を研修医のときにさせてくれた指導医,自分のことを信頼してくれた指導医に感謝したいと語りました.

当院には,本気で悩む時間を与えてくれる,決断の機会を与えともに考え,導いてくれる,熱心で温かな指導医が数多くいます.

後半は,内科レジデント安野医師による恒例NMC流ケースカンファレンス.
グループごとにディスカッションして診断に迫りました.

最後にみんなで記念撮影♪
未来の同期になるかもしれないメンバーで.
参加してくださった学生の皆さん,
どこの病院で研修されることになっても
さまざまな経験を積み,良い指導医と出会い
必ずいいお医者さんになってくださいね!応援しています!
卒後教育研修センター

2018年3月19日月曜日

研修医勉強会「年度末ふりかえりの会」

3月13日,
夕方の研修医勉強会の時間に
毎年恒例の年度末ふりかえりの会を開催しました.

今年担当してくださったのは,総合内科レジデントの溝口先生と呼吸器内科レジデントの石田先生.

入職した4月にそれぞれ考えた“初心”を思い出し,研修生活を振り返って
よかったこと・うまくいったこと,よくなかったこと・うまくいかなかったことについて考えてみました.

溝口先生からは,自身の経験した症例をもとに
■「何が起きているのかよくわからなくても,なんとなく危険そう」という感覚を大事にしたい
■悪気なくつかった自分の一言が,思いがけず相手を傷つけることがあるということ
■どうしたらいいかわからない時というのがこれからたくさん訪れると思うけれど,そんな時はとりあえず動いてみること
■他人を責めない自分でありたい
という心に響くメッセージをいただきました.

ベテラン指導医の先生方から教わることはもちろんとても重みがありますが,
こうして年次の近い先輩から伺うお話には,また違う意味で大きく共感できる研修医が多いのではないでしょうか.

まもなく新年度,
2年次のみんなは専門の道へ進み,今まで以上に責任ある決断が迫られる場面に多く立ち会うことになるでしょう.
1年次のみんなは後輩ができ,教える立場になって今まで以上に悩むことが増えるかもしれません.
みんな不安な気持ちを抱えています.

しかし石田先生から,
1年目よりも2年目,2年目よりも3年目,3年目よりも4年目,年次が上がるほどもっともっと楽しくなるよ!
というとても前向きなメッセージをいただき,会の終わりには研修医のみんなの顔も明るく「よし!4月からがんばろう!」という雰囲気になっていたように感じました.

先輩から後輩へ,想いがリレーされた,バトンがつながれた会でした.

溝口先生,石田先生,ありがとうございました!
卒後教育研修センター

2018年3月13日火曜日

研修修了発表会を行いました

3月10日,
平成28年度初期研修医の研修修了発表会を行いました.

2年間の研修を振り返って,印象に残った症例や,深く考えさせられた患者さんやご家族との出会い等,14名それぞれの想いが詰まった発表となりました.

患者さんの「真のニーズ」が何かという核心的な問題に向き合ったS.T医師
医師としての適正がないのではないかと悩みながらも謙虚に患者さんと向き合い続けたY.I医師
リーダーとして同期をまとめながら,臨床現場における病理診断の重要性を知ったR.T医師
多職種のスタッフの助けによりチーム医療の大切さを実感したM.Y医師
チーム医療の重要性を痛感し,3年目からは眼科医としてチームの一員の役割を果たしたいと誓ったY.N医師
重症外傷の患者さんを前に何もできず無力感を感じた1年次の冬,そして外科医の道を進む決意をしたM.M医師
高齢終末期の患者さんやご家族とのやりとりを通じて医師の言葉の重みを実感したA.M医師
治療が奏功せず苦しみ,じっと耐える患者さんを前に,その時間を共有することも医師の役割であると感じたS.H医師
高齢終末期の患者さんご本人となんとかやりとりをしようと努力し続け,唯一の正解がないことについて検討していくことの難しさを痛感したY.N医師
1年次の最初に決意した初志から現在に至るまで,自分が主治医だという気持ちを考え続けたY.O医師
急変時の対応で患者さんとそのご家族との信頼関係を結ぶことの重要性を感じたK.N医師
予期せぬ急変に遭遇し,思い通りにはいかない医療現場において真摯な姿勢を持ち続けることの大切さを感じたS.I医師
皮膚科医を志したきっかけと,今後主治医としてやるべきことについて考えたN.Y医師
患者さんに一番近い存在の医師=研修医としての役割を考え,患者さんにとって病院という場所がどのようなものか思いをはせたM.M医師

14名みんなの2年間の苦悩や重圧,そして喜びや成長,心の変化などを窺うことができました.
これからは後輩たちのよいロールモデルとなってくださいね,と指導医の先生方から温かいメッセージをいただきました.
研修医生活も,残すところあと半月ほどです.
卒後教育研修センター

2018年3月12日月曜日

研修医勉強会「藤田保健衛生大学 岩田充永先生の救急カンファレンス」

藤田保健衛生大学救急総合内科教授岩田充永先生には,
月に一度当院のER症例振り返りのカンファレンスにファシリテーターとしてお越しいただいています.
3月9日,その救急カンファレンスがありました.
今回は研修医2年次のY.I医師が症例提示をしました.
患者さんの数が多く,非常に慌ただしいER当直のある日
50歳代の男性が腰痛を主訴に救急搬送されてきました.
前日夜中に目が覚め,起き上がろうとしたときに腰に痛みが走り,翌朝も痛みが続いていたということです.
その日はなんとか仕事をしましたが,仕事後も痛みが消えることがなかったために救急要請された患者さんでした.

腰の痛みは,どんな時に強くなるのでしょうか?
脈拍が速いこと,体温がやや高いことが気になりますね?
I先生は,何を疑って,どんな検査をしましたか?気になる数値は?

岩田先生からの問いかけにより,集まった研修医たちで考えます.
I医師が困ってしまった点や悩んだ点について,研修医全員で共有しディスカッションが行われました.
1人ができる経験は限られていますが,こうして1人の経験を共有することで
全員がレベルアップできます.
今日は15名ほどの研修医が出席でき,充実した勉強会となりました.
岩田先生,ありがとうございました.
卒後教育研修センター