★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★

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2017年10月20日金曜日

地域医療研修発表会を開催しました

10月19日
NMC研修医 地域医療研修発表会を開催しました.

研修医2年次の代表3名が,自身の地域医療研修について発表しました.

名古屋市昭和区にある医療法人三つ葉 三つ葉在宅クリニックで研修したY.N医師.
自分が診た患者さんが退院された後にどのような医療を受けていらっしゃるのか,また当院の救急外来に施設や在宅クリニックから搬送されてくる紹介患者さんを頻繁に診ているが,どのような経緯をたどってこちらにいらっしゃるのか,イメージしづらい点を明らかにしたいと在宅クリニックでの研修を希望しました.
在宅医療の現場では,患者さんの背景について想像を膨らませながら話を聞くことの大切さを実感したといいます.病院や診療所とは全く異なる世界観を知り,本当の意味での退院後の患者さんの生活を見せていただき非常に貴重な経験をしたと発表しました.

岐阜県高山市にあるJA岐阜厚生連 久美愛厚生病院で研修したK.N医師.
久美愛厚生病院は飛騨・高山地域の中核病院ですが,関連の診療所でも研修をさせていただきました.
そこで感じたのは,救急外来と診療所の外来とでは,同じ「医療」であっても求められるものが全く違うということでした.診療所では訪問診療も行われており,心のつながり”のような地域との関わり方が印象的であったと発表しました.

静岡県賀茂郡西伊豆町の医療法人社団 健育会 西伊豆健育会病院で研修したY.N医師.
二次救急病院でありながら「断らない救急」を標榜し,どのような患者さんでも受け入れるという環境の下,一流のジェネラリストたちが内科・外科に関係なく患者さんの対応をする姿に,学ばせていただくことが本当に多くあったといいます.重症患者さんを三次救急病院へ転院搬送する救急車に同行し,普段とは違う立場の経験をしました.


当院のような規模の大きな急性期病院で働いていると,重症で救急外来に搬送されていらっしゃる患者さんの対応などで毎日手一杯になってしまい,他の施設の医療現場における状況にまではなかなか考えが及びません.
「名古屋医療センター」という大きな看板の下で働いていることによって,自分の力までもが大きくなったような錯覚に陥ることさえあるかもしれません.

たとえば近隣のクリニックから紹介されて当院へ搬送される患者さんの場合,
開業医の先生方がどのような思いで,どのような状況で判断をされて紹介状を送ってこられるのか,

二次救急病院から三次救急病院へ転院搬送される患者さんの場合,
その受け入れ先を探すとき,どのような思いで病院スタッフは動いているのか,

異なる立場からものを見る力を身に付けて,自分に足りないものは何かを自覚し,どうしたら医師として貢献できるのかを模索し続けてほしいと,卒後教育研修センター指導医である当院総合内科の脇坂先生が研修医に向けてメッセージを送りました.


発表を担当してくれた3名の先生方,
昨年に引き続きファシリテーターを務めてくださった循環器科の小山先生,
ありがとうございました.
卒後教育研修センター

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